事業計画書が埃をかぶってしまう理由


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事業計画書は、未来に起こるであろう全ての変化を明らかにするために作られるが、それらはインクが乾く前に時代おくれのものになってしまう。

・なぜ、それらの事業計画書は命を持てないなのだろうか?
・なぜ、それらのほとんどは棚の上で埃をかぶり、そこに書かれてある未来は決して陽の光を見ることがないのだろうか?
・そして、なぜ、それらによって生まれたビジネスは、不確実な未来をよろめきながら進んでゆくのだろうか?

 

伝統的な事業計画書は、頭の中で作られる。

ビジネスオーナーがやるべきこと考える頭の体操である。伝統的な事業計画書は普通、次の2つの考えによって生み出される。

1.ほとんどの成功しているビジネスがやっているから、我々も事業計画書を書かなくてはならない。

2.もしお金を借りるのだったら、事業計画書が必要だ。

伝統的な事業計画書はとても意図的である。それらは思索的で、分析的で、完璧で、断固とした、いわば、スマートなビジネスの象徴である。

伝統的な、頭で考える静的な事業計画書は機能しない。

頭から始まり、論理と理由と思考からなり、情熱と興奮と目的意識に欠けたプランのことである。

そして、未来における全ての変化をとらえ、明らかにすることができるという仮定のもとにスタートしたプランは、インクが乾く前に時代おくれになっている。

 

一方、常に機能する事業計画書は、異なる場所と異なる仮定からスタートする。

それは心からスタートするアプローチである。

それはあなたが感情からスタートする。

そのプランは変化に寛容であるというだけでなく、あなたを最適な道筋に留まらせてくれる。

私のドリーミングルームは、事業計画書の前のステップである。論理的な視点ではないところからビジネスの構築を始める。

「なぜ、あなたはそれを創りあげたいのか?」
「誰にとって、利便性があるのか?」
「それは世界に対してどんな意味を持っているのか?」

これらを理解したときにはじめて、あなたをそこに導いてくれるプランを書くことができる。

常に機能する事業計画書と伝統的な事業計画書の本当の違いは、そのプランに対してどう考え、どう感じるかである。

あなたのふるまいとあなたの事業計画書との関係が全ての違いを作り出すのだ。

マイケルE. ガーバー

マイケルE. ガーバー

米EMyth創業者、Michael E.Gerber Companies会長。世界No.1のスモールビジネスの権威(米INC誌による)。1977年に世界初のビジネスコーチング会社、マイケル・トーマス・コーポレーションを設立。その後、約40年間にわたって、7万社の中小・スモールビジネスをクライアントに抱える会社に成長させた。「E-Myth革命」や「会社をE-Myth化する」などの言葉が生まれるほど、世界中のスモールビジネスに変革をもたらしてきた。1985年には、初の書籍、「E-Myth(邦題:はじめの一歩を踏み出そう)」を出版。「起業家の視点(職人、マネージャー、起業家という3つの人格)」、「ビジネスのシステム化」、「フランチャイズプロトタイプ」、「ビジネス開発プロセス」などの新しい概念を提唱し、現在につながる、スモールビジネス経営の新しいスタンダードを創った。同書は、16カ国語に翻訳され、700万部以上のベストセラーとなっている。

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