効果的な採用広告の出し方


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求人広告は、社員との最初のコミュニケーションである。しかし、そこに気を使っているスモールビジネスはほとんど無い。

大半のスモールビジネスオーナーは、一人社員が辞めると何も考えずに、代わりの人を雇おうとする。とにかく早く募集して、来てくれた人の中から選ぼう。というのが彼らの考え方だ。

新聞の広告欄を見れば、たくさん求人広告が載っていると思う。全ての広告は、普通の人を普通に雇おうとしているだけだ。

しかし、広告の目的は、単にコンタクトをしてもらうことだけではない。私たちと心を共有し、波長が合う人を探すのだ。

「私はあなたがどのようなことを望んでいるかを知っています。なぜならば、私も同じようなことを望んでいるからです。あなたがどのような人であるかを知っています。なぜなら、私もそのような人間だからです。

あなたは、よりいい仕事を求めていることを知っています。さらに、トレーニングを望んでいること、スキルを伸ばせる機会を求めていることを知っています。あなたは成長したいと思っていることを知っています」

わかるだろうか?このようなことが伝わるようにしなくてはいけない。

求人広告の時点から、あなたとあなたの人材のコミュニケーションはスタートしているのだ。

それが採用活動というものだ。

効果的な採用活動する以前に、やるべきことをやっておかなければいけない。ビジョンがなければ、マネジメントシステムがなければ、人材に関するシステムは出来ない。つまり、全て、あなたから始まるのだ。

以前、私たちが出した求人広告に反応して、何百キロも先から人がやってきた。幅広く広告を出したからではない。何を言うか、そしてどう言うかが他とは異なっていたからだ。

当時、私たちは急速に成長し、急速に変化しているビジネスだった。人々の生活を変革していた。人々の生活に影響を与えていた。私たちは情熱と心を持ってそれを行っていた。

だから私たちは、情熱があり、心がある、私たちと同じような人を募集したのである。そして、一回の広告で180人の応募があった。

これは私たちが、自分達は何者なのか?何をやろうとしているのか?どんな人を求めているのか?社員に何を提供できるのか?こういったことを明確に理解していたからだ。

採用活動は、見込み顧客を集めるための活動となんら変わりはしない。

市場の中で自分達を際立たせるものは何か?それを理解することなしに効果的な求人活動は出来ない。

あなたは何者か?

なぜ彼らはあなたの求人広告に反応する必要があるのか?

それを考えてみよう。

マイケルE. ガーバー

マイケルE. ガーバー

米EMyth創業者、Michael E.Gerber Companies会長。世界No.1のスモールビジネスの権威(米INC誌による)。1977年に世界初のビジネスコーチング会社、マイケル・トーマス・コーポレーションを設立。その後、約40年間にわたって、7万社の中小・スモールビジネスをクライアントに抱える会社に成長させた。「E-Myth革命」や「会社をE-Myth化する」などの言葉が生まれるほど、世界中のスモールビジネスに変革をもたらしてきた。1985年には、初の書籍、「E-Myth(邦題:はじめの一歩を踏み出そう)」を出版。「起業家の視点(職人、マネージャー、起業家という3つの人格)」、「ビジネスのシステム化」、「フランチャイズプロトタイプ」、「ビジネス開発プロセス」などの新しい概念を提唱し、現在につながる、スモールビジネス経営の新しいスタンダードを創った。同書は、16カ国語に翻訳され、700万部以上のベストセラーとなっている。

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