社内ルールが乱れるのは何故か?


あなたが典型的なスモールビジネスのオーナーならば、2種類の立場を演じることになる。

つまり、社内のルールに従って働く社員としての立場と、オーナーとして、ルールを作る立場だ。

この二つを混同せずに、切り分けて考えることが大切だ。

大半のスモールビジネスオーナーは、組織図内のポジションを一時的に占めながら働いている。

たとえば、あなたはオーナーでありながら、直接顧客に対応する営業担当者でもある。オーナーでありながら、社員のトレーニングをする人事担当者でもある。

これは初期段階にあるビジネスでは、必ず発生することなので、何も悪いわけではない。

あなたはオーナーと社員という二つの立場を兼任しながら、そのポジションでは何が行われるべきか?を考えながら働く。そして、将来、そのポジションに就くであろう社員のために、仕事のやり方の雛形を創るのである。

問題が起こるのは、あなたがオーナーではなく、社員として働いているとき、その他の社員が従うべきルールに従わず働いている場合だ。

社員にはドレスコードを定めているにも関わらず、あなたはそれを守っていない場合などである。

その姿を見た社員たちは、あなたを別の立場の人としてみることになる。

オーナーとしての威厳や権力を盾にして働くことは、褒められたものではない。

あなたが組織図の中で、社員として働いているときには、社内のルールに従わなくてはならない。それによって、あなたは自分がいま、どの立場で働いているのかを判別できるようになる。

もし、そのルールを破れば、あなたは他の社員に、”このルールには例外がある”ということを身をもって示してしまうことになる。

結果、秩序の乱れと、”私は管理されている”という感情を社員に与えることになるだろう。

いつも言っているように、ビジネスはあなた自身から始まる。
あなたは社内において、システムや価値観の源泉にならないといけない。
それが身をもって導くということである。
あなたの日々の行動こそが、社員にとって最も影響力のあるトレーニングになるのだ。
マイケルE. ガーバー

マイケルE. ガーバー

米EMyth創業者、Michael E.Gerber Companies会長。世界No.1のスモールビジネスの権威(米INC誌による)。1977年に世界初のビジネスコーチング会社、マイケル・トーマス・コーポレーションを設立。その後、約40年間にわたって、7万社の中小・スモールビジネスをクライアントに抱える会社に成長させた。「E-Myth革命」や「会社をE-Myth化する」などの言葉が生まれるほど、世界中のスモールビジネスに変革をもたらしてきた。1985年には、初の書籍、「E-Myth(邦題:はじめの一歩を踏み出そう)」を出版。「起業家の視点(職人、マネージャー、起業家という3つの人格)」、「ビジネスのシステム化」、「フランチャイズプロトタイプ」、「ビジネス開発プロセス」などの新しい概念を提唱し、現在につながる、スモールビジネス経営の新しいスタンダードを創った。同書は、16カ国語に翻訳され、700万部以上のベストセラーとなっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。