社員が幸せになる会社を創るには?


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あなたの会社で働くことを幸せだと感じる社員は、あなたの起業家としての夢を実現する手助けをしてくれる。そのために、まずビジネスオーナーとして、あなたは、彼らに感謝の意を伝えなくてはならない。

その場その場で、単に、“ありがとう”と言うだけでも十分なこともあるが、同時に、幸せな社員を育てることを全社的なテーマにしていくことも必要だろう。

大局観を与える

何度も言っているように、会社に関わることはすべて、オーナーである、あなた自身から始まる。そのため、幸せな社員を育てる最初のステップは、あなたが自問することである。

・あなたはリーダーとして、社員にどんな影響を与えたいのか?
・彼らにあなたのことをどう思ってほしいのか?
・彼らにどういう気持ちで働いてほしいのか?

もし、社員に対してポジティブな影響を与えることが、あなたにとって“重要なことではない”のであれば、あなたの会社は、社員が幸せに働ける場所にはならない。

さて、次のステップは、あなたの想いを企業文化やビジョンに統合することである。

・社員はあなたの会社でどんな経験が出来るのだろうか?
・あなたの会社は社員にどんな機会を提供しているか?
・彼らは、給与以外にどんな見返りを受け取るのか?

これらの質問に答え、会社のビジョンに組み込む必要がある。

大半のビジネスオーナーは、社員満足度にそれほどの注意を向けていないものであるが、実際のところ、すべての会社において、社員満足度は、ビジョンに到達するための“戦略的な指標“として位置づけるべきである。

社員は自分たちがどこに向かっているのか?という明確な青写真を求めている。それがあれば、彼らは”信じられるもの”を手にし、仕事に没頭できるのである。

あなたが“個人的に“、社員の幸せを望み、その想いをビジョンや企業文化に組み込む準備ができてならば、次のステップは、具体的なシステムを作ることである。

細部を設計する

社員が幸せに働くための最も基本的なルールは、彼らがそれぞれのポジションにおいて、“何が求められている成果なのか?”を正確に理解することだ。

すべての人は、本能的に成果を出すことを求めている。何が成果なのかを理解し、どうすれば成果を出せるのかを理解し、成果が出せたかどうかを知りたいと思っている。

運営マニュアル、組織図、職務契約書は、それを実現するツールである。

その基本的な考え方を理解した上で、次のような具体的な方法も検討しよう。

・社員の誕生日や記念日、重要なマイルストーンを祝う仕組み。
・営業成績の達成や革命的なアイデアを生み出したことを祝う仕組み。
・スポーツイベントや旅行など社費で行うイベント。
・自社限定の記念日を作り、休日を設ける。
・社員同士がより深くコミュニケーションをとる為のパーティやイベント。

これらはほんの一例であるが、幸せな社員を育てるための方法に終わりはない。

このテーマはじっくりと検討する価値のあることである。一時的に考えて終わりにするのではなく、ビジネスオーナーとして常に思考の一部を占めておくべきことなのだ。

マイケルE. ガーバー

マイケルE. ガーバー

米EMyth創業者、Michael E.Gerber Companies会長。世界No.1のスモールビジネスの権威(米INC誌による)。1977年に世界初のビジネスコーチング会社、マイケル・トーマス・コーポレーションを設立。その後、約40年間にわたって、7万社の中小・スモールビジネスをクライアントに抱える会社に成長させた。「E-Myth革命」や「会社をE-Myth化する」などの言葉が生まれるほど、世界中のスモールビジネスに変革をもたらしてきた。1985年には、初の書籍、「E-Myth(邦題:はじめの一歩を踏み出そう)」を出版。「起業家の視点(職人、マネージャー、起業家という3つの人格)」、「ビジネスのシステム化」、「フランチャイズプロトタイプ」、「ビジネス開発プロセス」などの新しい概念を提唱し、現在につながる、スモールビジネス経営の新しいスタンダードを創った。同書は、16カ国語に翻訳され、700万部以上のベストセラーとなっている。

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