全米2000店舗以上、SuperCuts創業者が見通したビジネスチャンス


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Super Cutsのことを聞いたことがある方はいるだろうか?

私は創業者の男、ジムを知っている。

私のオフィスから4ブロックのところに彼のオフィスがあった。

彼はトラックの運転手だった。

そう、彼はトラックの運転手だった。

かつて、彼はどのようにしてSuper Cutsを作ったかを話してくれた。

Super Cutsはアメリカにおける非常に大きな床屋のフランチャイズだ。

彼はドラッグをやっていた、そして、酒に溺れていた。

37歳のある日、彼は酒場にいて、人生に絶望していた。

そこで誰かが彼に言った。
ちなみにこれは本当の話だ。

「ちょっといいかい? 信じないだろうけど、
私の友達と同じようにやったらどうだろう。
美容専門学校に行ったらどうだ」

友達は美容専門学校に行って、

素晴らしい職を手に入れてその仕事が気に入っているんだ」

そこでジムは決めた。

「よしやろう。どうせ失うものなどない」

美容専門学校に行くことに決めて、実際に行った。

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彼みたいな人は他にいなかった。

同じ年代の者は他にいなかった。

身長が1メートル90センチもあるのは美容専門学校で彼一人だった。

彼は夢中に勉強した。

そして卒業が近づいたとき、美容専門学校のオーナーがジムの所に来て言った。

「ちょっとドライブに付き合わないか。こいよ」

彼らは車に乗り込み、オーナーは自分が所有しているものを見せて回った。

オーナーは湾の向こう側にも美容専門学校を所有していた。

ブティックを所有していた。サロンを所有していた。

自分の「帝国」を見せて回った。そして言った。

「私がどのように始めたかは絶対に信じられないだろう。
私は機械工だった。ある日私の所にある人が来て言った。

『美容専門学校に行こうと思ったことはないか?』

そして私は学校に行ったのだ。

この業界のビジネスチャンスは信じられないくらいだ。

どんな間抜けでもできるんだ」

ジムは次のように言った。

「その瞬間私はひらめいた。チャンスを見た。

かつて誰もしたことがないことをするチャンスを見た。

経験がない者に髪の切り方を教えて、

消費者は低料金を、オーナーは非常に高い利益を得る方法を教えるチャンスだ。

そしてシステムの構築を始めた。

それがSuper Cutsシステムになったのだ」

ジムはシステムに沿って髪を切る方法を生み出し、ビジネスの株を売って、600万ドル以上(約7.2億円)を手に入れた。

アイデアを思いついてからわずか4年半後にそれを手に入れたのだ。

ビジネスをフランチャイズ化して100のフランチャイズを売った。

フランチャイズを買ったのは床屋ではなく会計士のような人たちだった。

まったく無経験の素人の手でビジネスが機能したからだ。

低コスト、高インパクト、完全にプロフェッショナルで予測可能な散髪が男でも女でもたったの7ドル。

元々は、予測不能なのに18ドルか20ドルを取っている世界でだ。

しかも正確に15分間でできるのだ。

そんなの不可能だと言われるだろうか?

彼らはやったのだ。すぐに使えるシステムを作ったのだ。

彼は自分で髪を切ったのだろうか?
いや、1度も切らなかった。

彼は、かつて行われことのないことを行うチャンスを見通し、それを実現するシステムを創った。

ここであなたにしたい質問は

「あなたのビジネスにおける、同じようなチャンスは何か?」

だ。

会社のビジョンは、その質問に対する答えを反映したものでなくてはならない。

質問への回答は、あなた、顧客、そのビジネスにかかわる。
すべての人たちのためのチャンスともなる。

Super Cutsの場合のチャンスは、たいした経験のない初心者でも働いて金を稼げるということだった。

ジムは、髪を切ってプロフェッショナルな結果を出す方法を人々に教えたのだ。

集中的なトレーニングプログラムを行い、たったの2週間しかかからない。

それで成功したか?

疑問の余地がない。

現在では、アメリカに2000を超えるSuper Cutsがあるはずだ。

その全員が、大半のスモールビジネスオーナーより儲けている。

アイデアはいつもシンプルだ。

あなたのビジネスの背後にあるアイデアはどんなものか?

それが大切なのだ。

マイケルE. ガーバー

マイケルE. ガーバー

米EMyth創業者、Michael E.Gerber Companies会長。世界No.1のスモールビジネスの権威(米INC誌による)。1977年に世界初のビジネスコーチング会社、マイケル・トーマス・コーポレーションを設立。その後、約40年間にわたって、7万社の中小・スモールビジネスをクライアントに抱える会社に成長させた。「E-Myth革命」や「会社をE-Myth化する」などの言葉が生まれるほど、世界中のスモールビジネスに変革をもたらしてきた。1985年には、初の書籍、「E-Myth(邦題:はじめの一歩を踏み出そう)」を出版。「起業家の視点(職人、マネージャー、起業家という3つの人格)」、「ビジネスのシステム化」、「フランチャイズプロトタイプ」、「ビジネス開発プロセス」などの新しい概念を提唱し、現在につながる、スモールビジネス経営の新しいスタンダードを創った。同書は、16カ国語に翻訳され、700万部以上のベストセラーとなっている。

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