経営理念の浸透ってどういう意味?


経営理念の浸透が大事

経営理念が浸透しない

理念はあるし、文書化も出来た。でも、それを言葉だけのものにせず、組織に浸透させるにはどうすれば良いのか?

などなど、経営者の方で”経営理念の浸透”という言葉を使う方は多いと思います。

でも、経営理念が浸透する、とはどういうことか?

理解している人はどれだけいるでしょうか?

つまり、どういう状態になれば浸透していると言えるのか?

それがわかっていなければ、経営理念を浸透させたい、といっても、漠然としすぎた願望になってしまいます。

目標が、「経営理念の浸透」という漠然としたものだと、必然的に計画も不明瞭になり、行動は無価値になりがちです。

売上目標ならば、具体的に期限と数字で立てられるので誰が見てもわかりやすいです。

しかし、経営理念の浸透というのは、数値化できないために目標としては不十分です。

そこで、たとえばですが、下記のような経営理念の浸透レベルに分けるとより目標として設定しやすくなります。

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1.言葉の存在を知っている。言葉を覚えている。
2.理念を象徴するような具体例を知っている。実際に自分で経験したことがある。
3.理念の意味を解釈できる。自分の言葉で言える。
4.理念を行動に結び付ける。行動の前提となる。こだわる。
引用元:松岡久美(1997)
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これでもまだ不十分ですが、”経営理念が浸透している”という一文だけよりかはわかりやすくなります。

このように、漠然としている願望や目標を具体的に落とし込んでいくことを私たちは、

”KSI(戦略的指標)”

と呼んでおり、7つ星経営コーチングプログラム(http://7-coach.com/coaching)でご紹介しています。

KSIを使うと、経営理念の浸透だけではなく、組織の様々な側面を数値化することが出来ます。

いずれにしても、”経営理念を浸透させよう”と言っても、社員の方にはピンと来ないものです。

あなたの会社にとって、”経営理念が浸透している”とはどういう状態なのか?

ぜひ考えてみてください。

ちなみに個人的には”浸透”という言葉よりも”共有”のほうが好きです。浸透というと、新しい考え方を植え込むみたいなイメージが強くて、あまり今の時代にはそぐわないと思います。

ガーバーは次のように言っています。

”あなたの使命を他人に売り込むことではない。
使命を共有してもらえるかどうかを見定めることなのだ。”

この言葉にあるように、会社の目的や価値観と、社員個人個人の目的や価値観の中で、共有できる部分を探す、という考えのほうが良いと思います。

 

 

清水直樹

清水直樹

一般財団法人日本アントレプレナー学会代表理事 大学卒業後、マイクロソフト日本法人に入社。その後独立し、海外不動産の紹介会社を起業した後、携帯電話普及の波に乗る形で、モバイルコマース事業の創業メンバーとして参加。上場を目指すが経営メンバー同士の空中分解によって頓挫。その後、海外の経営ノウハウをリサーチし続け、2011年に世界No.1のスモールビジネスの権威、マイケルE.ガーバーと出会う。同氏の日本におけるマスター・ライセンシーとなり、2013年には日本初のE-Myth社認定コーチ(E-Myth社はマイケルE.ガーバーが創った世界初の中小企業向けビジネスコーチング会社)になる。現在は、日本の中小企業がワールドクラスカンパニーになるための支援活動に力を注いでいる。

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