現場を離れるには、まずここの仕組み化から


最近は経営者の方から

どこから仕組み化を始めたらよいのか?

というご質問をいただくことが多いので、その質問に答えたいと思います。

実際、どの部分から仕組み化するかは、経営診断およびガーバーが「キーフラストレーション」と呼んでいるプロセスで決定していきます。

ただ、メール上ではそれが出来ないので、一般的なお話をさせていただこうと思います。

結論から言うと、まず仕組み化すべき部分は、

「フルフィルメントシステム」

です。

あらゆるビジネスは、次の3つの基本的なシステムで成り立っています。

・リードジェネレーション(マーケティング)
⇒お客様を集め、

・リードコンバージョン(セールス)
⇒成約し(代金をいただき)、

・フルフィルメント(価値提供)
⇒約束したものを提供する

少なくとも、会社がそれほど大きくない時点においては、この3つのシステムをいかに効果的に回すか?という点が会社成長のカギとなります。

そして、第一に仕組み化するべき部分が、「フルフィルメント」です。

より具体的にいうと、

物販ならば、商品開発やお客様が購入された商品を工場や倉庫から発送し、お客様の手元まで届けるまでのプロセス

整骨院ならば、いわゆる「施術」

美容室ならば、「カット」や「シャンプ-」

コンサルティングならば、「コンテンツ開発」や「クライアントへの価値提供」

宿泊施設ならば、「お客様が来館されてから退館されるまでの一連の流れ」

が当てはまります。

なぜこのフルフィルメントが最初なのか?

それは第一に、

このフルフィルメントの完成度こそが、顧客の満足度のカギを握るからです。フルフィルメントの完成度が高くなければ、いくら集客しようが、成約しようが、リピートもされず、ブランドも作れず、会社の評判は落ちるばかりです。

そして第二に、

フルフィルメントを仕組み化し、ビジネスオーナーがその仕事に時間を費やさなくても良くなれば、セールスやマーケティングに時間を投入でき、会社を成長軌道に乗せることが出来るからです。

ガーバーがコーチング会社を創ったときにも、最初にフルフィルメントを仕組み化しました。

そして、ガーバー自身は、わずか2年でコーチングの現場から離れることが出来ました。

だから自身は本を執筆したり、講演活動をしたりして、会社のブランドを広めることが出来たのです。

実は我々もそれに倣って、過去2年くらいを費やして、コーチングの仕組み化を進めてきました。

ですので、あなたの会社もまずはフルフィルメントを仕組み化することが第一歩となると思います。

「そこの仕組み化が一番難しいんですよ」

という声も聞こえてきそうですが、とはいえ、そこが仕組み化できなければ、決して拡張可能なビジネスにはなり得ません。

業界内の誰もが「それは無理だよね」ということをやる人こそが起業家であり、ガーバーが言う「ビジネスを発明する」ということかと思います。

フルフィルメントをいかに仕組み化するか?そしていかにその完成度を高めるか?

ということをぜひ考えてみてください。

清水直樹

清水直樹

一般財団法人日本アントレプレナー学会代表理事 大学卒業後、マイクロソフト日本法人に入社。その後独立し、海外不動産の紹介会社を起業した後、携帯電話普及の波に乗る形で、モバイルコマース事業の創業メンバーとして参加。上場を目指すが経営メンバー同士の空中分解によって頓挫。その後、海外の経営ノウハウをリサーチし続け、2011年に世界No.1のスモールビジネスの権威、マイケルE.ガーバーと出会う。同氏の日本におけるマスター・ライセンシーとなり、2013年には日本初のE-Myth社認定コーチ(E-Myth社はマイケルE.ガーバーが創った世界初の中小企業向けビジネスコーチング会社)になる。現在は、日本の中小企業がワールドクラスカンパニーになるための支援活動に力を注いでいる。

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