優れたマニュアル作りの3条件


ガーバーの本を読まれたり、我々の講座にご参加されて、マニュアル作りに取り組まれている方も多いかもしれません。

そこで、今日は、「優れたマニュアルの3条件」をご紹介させていただきます。

簡単な条件なので、参考にされてみてください。

優れたマニュアルの3条件:

1.マニュアルに書かれている内容が差別化されていること

マニュアルとは、”自社独自の仕事のやり方”を書いたものです。この自社独自、というところがポイントです。

成長している企業には、だいたい自社独自の仕事のやり方があります。

有名なのがHPウェイとかトヨタウェイなどです。

たとえば、営業マニュアルを作る場合を考えてみます。

同じ業界であっても、A社の営業方法と、B社の営業方法は違うはずです。

その違いが両社の営業成績の違いに現れ、結果として競争力の違いにつながります。

ですから、営業マニュアルを作る際には、まず営業方法の違いが何なのかを知り、マニュアルに落とし込む必要があるということです。

単にマニュアルがあるだけではなく、その内容が他社と差別化されていることで、自社の競争優位性が生まれます。

2.マニュアルの書き方が標準化されていること

複数人でマニュアルを創る場合、その書き方が標準化されていることが必要です。

フォントや文体はもちろん、含まれる要素も統一します。

要するに、マニュアルの書き方もマニュアル化する必要があるということです

たとえば、我々がお伝えしている標準的なマニュアルの書き方は

・マニュアルの目的
・ID番号
・担当職位
・手順
・基準
・必要なリソース

が含まれています。

このフォーマットに沿うことで、誰が作っても同じようにマニュアルが出来ます。

3.マニュアルがシンプルであること

マニュアルはシンプルであるほうが、作る際にも使う際にもメリットがあります。

そのためには、マニュアル化しようとしている仕事内容自体をシンプルするか、対象の仕事をより細分化することで、マニュアルも細分化します。

以上が優れたマニュアルの3条件です。

マニュアルを作る基本的な目的とは、

マニュアルに書かれている通りにやれば、そうじゃない場合よりも、効果的、効率的に成果が出せる

というものです。

そのためには、上記3つの条件が必要となります。

現在のマニュアル、またはこれから作ろうとしているマニュアルをぜひ上記の点から見直してみてください。

清水直樹

清水直樹

一般財団法人日本アントレプレナー学会代表理事 大学卒業後、マイクロソフト日本法人に入社。その後独立し、海外不動産の紹介会社を起業した後、携帯電話普及の波に乗る形で、モバイルコマース事業の創業メンバーとして参加。上場を目指すが経営メンバー同士の空中分解によって頓挫。その後、海外の経営ノウハウをリサーチし続け、2011年に世界No.1のスモールビジネスの権威、マイケルE.ガーバーと出会う。同氏の日本におけるマスター・ライセンシーとなり、2013年には日本初のE-Myth社認定コーチ(E-Myth社はマイケルE.ガーバーが創った世界初の中小企業向けビジネスコーチング会社)になる。現在は、日本の中小企業がワールドクラスカンパニーになるための支援活動に力を注いでいる。