こんな会社は仕組み化しても意味がない


本日は仕組み化のための重要なヒントをご紹介したいと思います。

それは、”平凡なビジネスを仕組み化しても大した意味がない”ということです。

成長する可能性を持っているビジネスだからこそ、仕組み化のために時間と労力を投資する価値があります。

たとえば、マクドナルドは、マクドナルド兄弟が運営していた一店舗目から既に、他のハンバーガーショップとは一線を画す、卓越したお店でした。

だからこそ、レイクロック氏が目を付け、フランチャイズ展開しようとしたのです。

(マクドナルドは、マクドナルド兄弟が創業し、レイクロック氏がフランチャイズ権を買い取って世界展開した)

マクドナルドの一店舗目が、たいして繁盛もしていない平凡な店だったら、店舗を増やせば増やすほど、トラブルやリスクが増えてしまいます。

これは店舗ビジネス以外でも同じことが言えます。

まずは、

・他とは異なる優れた商品やサービスを発明すること
・生産性が高いこと
・同業種の平均よりも利益が上がること

などが求められます。

 

ガーバーの言葉を借りれば、まずは、事業のプロトタイプ(試作品)を優れたものにしていく必要があります。

優れたプロトタイプが出来れば、それを複製することで急成長が可能になります。

そして、卓越したプロトタイプを世の中に広めたい、という目的のために仕組み化をしていきます。

これは考えてみれば当たり前のことなのですが、単に自分が楽になりたいから、と言う理由で、平凡なビジネスを仕組み化しようとする罠に陥ってしまっていることが結構あります。

卓越したプロトタイプを創るための第一歩は、クライアント・フルフィルメントを創り込むことです(これも仕組みの一種)。

過去に何度かメルマガでもご紹介していますが、

クライアント・フルフィルメントとは、顧客に提供するすべてのものを指します。

病院であれば、顧客が来院してから退院するまでに体験するすべてのこと、

インターネットでものを売っているのであれば、注文が入って、顧客に商品を届けるまでに行うすべてのことを指します。

まずはこの部分を卓越したものに創り込むことが第一歩となります

 

マイケルE.ガーバーは次のように言っています。

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あなたが信じていようが、信じていなかろうが、少なくともコモディティを売っている会社においては、差別化の肝は、このクライアント・フルフィルメント・システムにある。

だから、最初に考えるのだ。

あなたのビジネスの成否がそれにかかっているかのように、心を込めて設計すること。顧客の感情を満たすように設計すること。あなたがスターバックスやウォルマートを作っているかのように考えよう。

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この言葉にあるように、クライアント・フルフィルメント・システムを作ったら、次がマーケティングやセールスの仕組み作りになります。

これら3つ、

・クライアント・フルフィルメントの仕組み
・マーケティングの仕組み
・セールスの仕組み

がそれぞれ整うと、優れたプロトタイプが完成します。

店舗ビジネスで言えば、生産性が高く、他とは差別化されている一店舗目が完成します。

その次が、マネジメントの仕組み(財務、ブランド、組織)の構築になります。

さらにその次は、リーダーシップの仕組み構築へと続いていきます。

たまに、仕組み化を進めたいけど、どこから手を付ければ良いのか?

というご相談があったりしますが、以上の話を踏まえるとその答えは、その会社の状況によって変わってきます。

優れたクライアント・フルフィルメントが確立していない場合には、そこの発明から始まりますし、ある程度、確立している場合には、それの文書化などから始まります。

 

なにはともあれ、仕組み化のための第一ステップは、優れたクライアント・フルフィルメント作りから始まります。

ぜひご自身の会社のクライアント・フルフィルメントを振り返っていただき、

・他とは異なる優れた商品やサービスを発明すること
・生産性が高いこと
・同業種の平均よりも利益が上がること

が達成できているかどうか確認されてみてください。

ちなみに5月31日のクラブGでは、今日お伝えしたような内容も含め、仕組み化のための手順と方法をご紹介しながら、実際の仕組み化の計画を立てていきます。

既に半分以上の席が埋まってしまっていますので、お早めに下記のページからご確認ください。

「正しい仕組み作りの順序と方法-システム戦略」
詳細⇒http://entre-s.com/clubgtry

清水直樹

清水直樹

一般財団法人日本アントレプレナー学会代表理事 大学卒業後、マイクロソフト日本法人に入社。その後独立し、海外不動産の紹介会社を起業した後、携帯電話普及の波に乗る形で、モバイルコマース事業の創業メンバーとして参加。上場を目指すが経営メンバー同士の空中分解によって頓挫。その後、海外の経営ノウハウをリサーチし続け、2011年に世界No.1のスモールビジネスの権威、マイケルE.ガーバーと出会う。同氏の日本におけるマスター・ライセンシーとなり、2013年には日本初のE-Myth社認定コーチ(E-Myth社はマイケルE.ガーバーが創った世界初の中小企業向けビジネスコーチング会社)になる。現在は、日本の中小企業がワールドクラスカンパニーになるための支援活動に力を注いでいる。